テクノクリート施工/研究会

工法のご紹介

CONSTRUCTION METHODS

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クロルフィックス工法

塩素固定型断面修復工法

NETIS: 登録No.KT-150080-A

クロルフィックス工法とは

クロルフィックス工法とは、塩素固定により塩害対策断面修復を行う工法です。カルシウムアルミネート系の混和剤「デンカクロルフィックス」により、セメントの水酸化カルシウムと反応させ、セメント硬化体中でハイドロカルマイトを生成させます。このハイドロカルマイトは細孔溶液中の自由塩化物イオン(Cl-)を結晶内に捕らえフリーデル氏塩として化学的に固定化させます。このように塩素を固定化させることにより、塩害対策断面修復を行います。

クロルフィックス工法で使用する材料

  1. RISクロルフィックスエース :左官用
    ・NEXCO/構造物施工管理要領 表-3-5-2左官工法による断面修復材の品質規格適合
  2. クロルフィックスショット:湿式吹付け用
    ・100mの長距離圧送、壁面で1層あたり100㎜程度の厚付け性、高いモルタル吐出量等施工性能を保持
    ・NEXCO/構造物施工管理要領 表-3-5‐-4吹付け工法による断面修復材の品質規格適合
  3. クロルフィックスGV:充填用

塩素固定化のメカニズム

ハイドロカルマイトの生成はセメントの初期の水和に比べて遅いため、セメント硬化体中の細孔空隙部で生成されます。その結果セメント水和物は緻密化されます。さらにハイドロカルマイトが塩化物イオンを捕らえてフリーデル氏塩に変化する際もセメント硬化体が緻密化されます。ハイドロカルマイトによる塩素固定の化学的作用とこれら緻密化による物理的作用により塩害によるコンクリート構造物の劣化を防ぎます。

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塩素固定化のメカニズムクロルフィックス混和材による防食効果

40℃の腐食促進環境下において10%NaCl水溶液中に供試体を1年間半浸漬した結果、普通セメントの補修材では18.6%の発錆が確認されたが、クロルフィックスエースでは、発錆が確認されなかった。

防食性能

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固定化性能

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OPC

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クロルフィックス5%添加

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資料ダウンロード

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